小児ネフローゼ症候群の子を持つ父親が調べた|ネフローゼ症候群に運動制限は必要?

小児ネフローゼ症候群になった場合、どのように日常生活を過ごせばよいか、わからないことが多いと思います。今回のテーマは運動です。小児ネフローゼ症候群では運動制限が必要なのか調べました。

小児ネフローゼ症候群の子どもには運動制限は必要?

再発時は控えた方がいい

尿蛋白が出ているときや浮腫(むくみ)があるときは、激しい運動は控えた方がいいです。血管内の水分量が少なくなり、浮腫が悪化することがあるためです。小児ネフローゼ症候群の長男は尿蛋白が出て浮腫(むくみ)があるときは、ぐったりしていて運動ができる状態ではありませんでした。

尿蛋白が消えて、子供も元気な状態であれば、学校の体育程度の運動をしても問題はないとされています。

病状が落ち着いていれば制限の必要はない

腎臓の病気、難病と聞くとずっと安静にしていなければならないと考えがちですが、そんなことはありません。病状が落ち着いていれば、過度な運動制限は必要はないとされています。

実際、どれほどの運動がネフローゼ症候群に影響を与えるのか、はっきりしたデータがないようです。そのため、運動を制限することで子供にストレスを与え、体や心の成長に悪影響がでることの方が心配されています。

話が少し逸れますが、私は小学校高学年のときにオスグットシュラッター病でした。膝のお皿の下にある脛骨という骨が出っ張ってくる病気で、痛くて膝が曲げられませんでした。準備運動もできない状態のため、1、2年の間、大好きな運動を制限されていました。その間は、体育の授業も見学で、友達が運動をしているのを見てかなりのストレスになっていました。自分は他の子とは違う、病気なんだ、自分にはできないことがある、というマイナスの感情を抱かせないためにも過度な制限は禁物に感じます。将来、社会人になってからも悪影響がでかねません。

ステロイド薬を服用していると副作用で肥満になりやすくなります。運動制限と肥満の副作用で日常生活に支障がでてしまう人もいるようですので、むしろ適度な運動は推奨されています。

まとめ

  • 再発時、高尿蛋白、浮腫があるときは運動を制限した方がいい
  • 病状が安定しているときは運動の制限は必要ない

小児ネフローゼ症候群の長男は病状が落ち着いていれば、運動を制限させることはありません。再発時やステロイド薬の服用量が多いときは、本人の様子を見ながら疲れ過ぎないように体を動かしています。ステロイド薬の副作用で骨粗鬆症も心配ですが、主治医の先生と相談しながら、なるべく他の子と一緒に同じように運動をさせるのがいいと思います。自分にはたくさんできることがあるんだ、と気付けせてあげたいですね。

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