ステロイド薬の副作用|小児ネフローゼ症候群の長男が服用して

ステロイド薬には多くの副作用がありますが、ネフローゼ症候群の治療には必須の薬です。小児ネフローゼ症候群の長男はステロイド薬(プレドニゾロン)を服用していましたが、そこで見られた副作用についてお伝えしたいと思います。

ステロイド薬の副作用

ステロイド薬の副作用には以下のようなものが挙げられます。

  • 食欲の異常亢進
  • 気分の変化(落ち込む、興奮して落ち着かなくなる、など)
  • 成長障害(低身長)
  • 緑内障・白内障
  • 高血圧
  • 感染症
  • 胃痛
  • 肥満
  • 高血糖
  • 筋肉痛
  • 多毛
  • 満月用顔貌(ムーンフェイス、顔が丸くなる)
  • にきび
  • 皮膚線条(肥満によって妊娠線のように皮膚に肉割れの線ができる)
  • 骨粗鬆症
  • 骨壊死  など

長男が顕著に受けた副作用は、食欲の異常亢進、気分の変化、成長障害、満月用顔貌(ムーンフェイス、顔が丸くなる)です。

食欲の異常亢進

ステロイド薬の服用量が多いときに見られました。食事をしても1~2時間でお腹が空いてしまうようです。食べる量自体はそれほど多くはありませんが、腹持ちがしないという感じです。

気分の変化

お腹が減るのもあって、怒りっぽくなった気がします。空腹のイライラが一番大きいように見えました。大きな声で「お腹が空いたー!!」と叫んでいることがよくありました。叩いたり、蹴ったりするようなことはありませんでした。

お腹が空いたときに、その都度食べ物を与えるわけにもいかず、私たちも「お腹空いたよね」と共感してあげること、一緒に遊んで気を紛らわせることしかできませんでした。

成長障害

子供のステロイド薬治療で大きな問題にもなっているのが成長障害です。

精神的な発達が遅れるわけではなく、身長が伸びなくなります。長男はもともと小柄な方でしたが、ステロイド薬服用中は身長がほとんど伸びませんでした。ステロイド薬を中止すると身長も伸びてきました。

満月用顔貌

ムーンフェイスとも言われています。下あごからほっぺたにかけて、お肉が付いたようになり顔が丸くなります。こちらもステロイド薬を中止すると、元の顔に戻ります。

まとめ

長男は頻回再発型・ステロイド依存性ネフローゼ症候群なので、ステロイド薬の服用回数も多くなり、その度に上記の副作用が見られました。

ステロイド薬はネフローゼ症候群以外にもさまざまな治療薬として使われますが、その代償も大きいと感じます。ステロイド薬を中止すると副作用もなくなりましたので、再発することなくステロイド薬を使わない状況が続くことを願っています。

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