ここでは小児ネフローゼ症候群の患児が学校の運動会に出られるかについてお伝えしています。
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運動会に出られる!
まず結論からお伝えしますと、ネフローゼ症候群が寛解状態(尿蛋白が陰性)で患児の体調が良ければ運動会に出られます。
腎臓の病気は安静にしていなければいけない、と考えがちですが、小児ネフローゼ症候群では過度な運動制限は必要ないと考えられています。適度な運動でストレスを発散し、丈夫な体をつくることが大切です。
注意
ネフローゼ症候群は「疲れ」で再発することがあります。どの程度の運動量や疲れで再発するのかは、はっきりとわかっていませんが、運動会に出た後は体をよく休めるようにしてください。
ネフローゼの症状がある時はお休みを
ネフローゼ症候群の初発、再発時でステロイド薬の服用が多い時は、運動会に参加できないことがあります。ここは主治医の先生とよく話し合ってほしいところです。
私の長男は微小変化型ネフローゼ症候群で頻回再発・ステロイド依存性のネフローゼ症候群でもあります。保育園の年少で発症し、その年は3、4ヶ月しか保育園に通うことができませんでした。運動会の時期もステロイド薬を服用していたため、主治医医の先生からは「運動会はお休みさせたほうがいいです」と、言われました。
年中さんになり、シクロスポリン(ネオーラル)を服用してからは状態も良くなり運動会に参加できました。子供の頑張っている姿を見ることができて感無量でした。
まとめ
運動会を通して仲間との絆や友情を育んでいくことも、子供の成長にとても重要なことです。再発が心配だと思う気持ちもわかりますが、患児の体の状態を見て、また主治医の先生ともよく相談して、運動会に出るか判断してください。