小児ネフローゼ 症候群で再発したら即入院になるのか?

小児ネフローゼ症候群の多くは微小変化型ネフローゼ症候群でステロイド薬にっよって寛解することができます。しかし、再発しやすいという特徴もあり、70~80%の患者が少なくとも1回以上は再発します。

ネフローゼ症候群が再発したときは入院が必要なんでしょうか?外来で対応してもらえるのでしょうか?ここでは、ネフローゼ症候群が再発したら入院しなければならないのかについてお伝えしていきます。

再発したら即入院か?

結論から言ってしまうと再発しても必ずしも入院とはなりません。患者や家族の負担を考えると極力長期の入院は避けることが望ましいです。

私の長男は微小変化型ネフローゼ症候群で頻回再発型・ステロイド依存性のネフローゼ症候群でもあります。初発の時は1ヶ月ほど入院していましたが、再発したときの入院はありません。

入院が必要な場合

  • 腹痛、嘔吐、下痢などの腹部症状が強く出ている
  • 食事を摂るのが困難
  • 浮腫(むくみ)が強く、倦怠感があって日常生活に支障をきたす
  • 薬が飲めない
  • 重度感染症の合併が疑われる

上記のような場合は入院が必要となってきます。

まとめ

  • 再発しても必ずしも入院になるとは限らない
  • 患者の様態を見て入院が必要になる場合もある

長男の場合は、再発してもステロイド薬を飲んで家で安静にしていることが多いです。再発での入院はありませんが、免疫抑制薬のシクロスポリンを開始するときに入院しました。腎生検をおこなうのと薬の副作用が出ないかを見るためです。シクロスポリン(ネオーラル)を始めてからは病状も安定しており再発もしていません。このまま平穏な日常を過ごしていけることを願うばかりです。

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