【むし歯ゼロ】子どものむし歯予防のために我が家で実践してきたこと4選

私には小学校と保育園に通う二人の息子がいますが、二人ともむし歯になったことはありません。むし歯は風邪やインフルエンザと同じ感染症ですので予防することが肝心。そして、子どもの歯を守るのは親の責任です。むし歯予防のために我が家で実践してきたことをまとめました。

親と同じ食器を使わない

むし歯は多くの場合、親から感染します。むし歯の最初の原因が親にあるというのは、実際に子育てをする我々にとって非常にショックなことですが、現実を受け入れることも必要です。そこから対策を考えていけばいいのです。

産まればかりの赤ちゃんの口内にはむし歯菌は存在しません。では、子育て中のどのタイミングでむし歯菌が子どもに感染するのか?

一番感染確率が高いのは食事中です。特に「親が使った箸やスプーン、フォーク」から感染します。むし歯菌は親の唾液を介して子どもに感染していきます。感染したから必ずむし歯になるとは限らず、その後の生活習慣によってむし歯になるかならないかが決まってきます。しかし、そもそもむし歯菌が口内にいなければむし歯の心配はありませんので、親からの感染を防ぐことが重要です。子どもには専用の箸やスプーンを用意し、他の人との共有は控えてください。このことは母子手帳にも書いてあります。

むし歯菌は親の唾液を介して子どもに感染していきますので、口と口とのキスも控えてください。かわいい子どもにキスをしたくなる気持ちもわかりますが、するならばほっぺにしてあげてください。

ダラダラ間食をしない

ここでむし歯がどのようにしてできるのか見ていきます。

むし歯の成り立ち
  • むし歯菌(主にミュータンス菌)は食べ物に含まれる糖質を栄養に酸を作り出します(脱灰)。
  • 酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、穴が空いた状態になります。これが「むし歯」です。このとき歯の表面からカルシウムやリン酸などのミネラルも一緒に奪われてしまいます。
  • 歯の表面が溶けても、唾液の働きで酸が中和され元に戻ります。(再石灰化)
  • 口の中では脱灰と再石灰化が繰り返し起こっています。このバランスが崩れ、脱灰している時間が多くなると虫歯になりやすくなります。

人間は何かを食べるとむし歯の脅威にさらされていることがわかります。

唾液の「酸を中和する」はたらきでむし歯を防ぐことができますが、中和が追い付かない状況となると話は別です。常に何かを食べている状態、子どもの場合はダラダラ間食(おやつ)をしているような状態だと、口の中は酸性のままとなりむし歯のリスクが高まります。

間食をしないのは現実的に無理だと思います。私の子ども達もおかしは大好きです(特にチョコレート)。間食をしても虫歯にならないのは、きちんと時間を決めているからです。おやつは10時と15時、という感じで決まった時間だけ食べるようにしましょう。我が家では、おやつを食べた後は水を飲むようにしています。口の中のお菓子を洗い流すイメージです。

ダラダラ食べに関することですが、我が家では外食したとき以外はジュースは飲みません。飲み物は水、お茶、牛乳です。私たち親がジュースをほとんど飲まないのもありますが、子ども達も飲みたがらないので飲んでいません。ジュースは糖分が多く入っているのと時間を空けずにちょこちょこ飲んでしまうので、むし歯のリスクが高まります。お菓子同様、決まった時間にだけ飲むようにすれば問題はありません。

歯磨きを徹底する

歯磨きでむし歯菌の数を減らすこともむし歯予防で大切です。

一日3回食後に歯磨きをするのが望ましいですが、仕事や家事で忙しかったり子どもが嫌がったりして思うようにできないこともあります。そんなときでも夜の歯磨きはしっかりおこなってください。

先ほど唾液の話をしましたが、寝ている間は唾液の分泌用が極端に少なくなります。寝起きは口が乾いていたり口臭がするのも、唾液が分泌されていないからです。むし歯予防に重要な唾液がでないとなれば、むし歯菌の数を減らすことが大切。寝る前の歯磨きは仕上げ磨きもきちんとおこなってください。歯と歯の間はむし歯にならやすい場所ですのでデンタルフロスも使ってください。

定期的に歯医者に通う

ご家庭で歯磨きを徹底していても、定期的に歯医者に通って歯のメンテナンスをしてください。親の仕上げ磨きだけだと磨き残しがあります。そこからむし歯になることがあるので、3ヶ月に1回くらいのペースで歯医者に通いましょう。

我が家ではママと一緒に子ども達も歯医者に行って歯のクリーニングをしてもらっています。小さいころから歯医者に通っていれば、むし歯を治療する怖いところというイメージもなくなります。子どもの歯並びに応じて適切なブラッシングのやり方も教えてくれますので、ご家庭で実践してください。

まとめ

  • お箸やスプーンは子ども専用のものを用意し親と共有しない。
  • 間食は決まった時間だけ。
  • 仕上げ磨きはデンタルフロスや歯間ブラシを使っておこなう。夜の歯磨きは必ずおこなう。
  • 定期的に歯医者に通い歯のクリーニングをおこなう。

我が家で実践している4つのむし歯予防についてまとめました。冒頭にも書きましたが、子どもの歯を守るのは親の責任です。親の意識次第で子どものむし歯リスクは変わります。むし歯になると本人に精神的、肉体的負担がかかるのはもちろん、親にも金銭的、時間的負担がかかってきます。毎日の習慣を少し見直すだけでむし歯予防ができますので、是非実践してみてください。

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