そもそも聞き方が間違っている!【今日保育園どうだった?】の答えが返ってくる方法。

子供が保育園や幼稚園でどのように過ごしているか、親としては気になりますよね。「今日保育園はどうだった?」と聞いても、返事が返ってこない経験をされた親御さんも多いのではないでしょうか?ここでは、私が実際に試した、子供が園での出来事、様子を話してくれるようになる方法をお伝えしています。

【今日保育園どうだった?】の答えが返ってくる方法

私の長男は保育園の年少さんで小児ネフローゼ症候群を発症したため、その年はほとんど保育園に通うことができませんでした。年中さんになってからは免疫抑制薬を飲んで症状が安定してきたので、他の子と同じように通園できています。他の子よりもブンランクがあるため、余計に保育園での生活が気になりますが、「今日保育園はどうだった?楽しかった?」と聞いても返事は返ってこない。。。どうしたらいいかなと思い、ちょっと聞き方を変えてみました。

まずは自分のことを話してみる

子供が話してくれないなら、まずは自分の今日の出来事を話してみました。「今日、パパはお仕事でこんなことをしたよ。」、「お昼ご飯にこんなものを食べたよ。」など、些細なことでいいので、自分のことを先に話してみました。すると、子供も一日の出来事を話してくれるようになりました。

自己開示と返報性の原理
このことを心理学的に「自己開示」といいます。自分のことを相手に話すことで、相手は自分に好感を持つようになります。そして、「相手がしてくれたから自分もしなくては」、と思う返報性の原理がはたらくため、話をしてくれるようになるということです。
子供だけでなくママと話していて意見を聞きたいときにも、この方法を使うことができます。

大人になって人間関係を構築するために、この自己開示はとても有効な手段ですが、子供にはまだよくわかりません。親がまず手本を示すことで、子供が話をしてくれるようになります。

聞きたいことを具体的に聞く

よくよく考えてみたら「今日、保育園はどうだった?」という質問はとても漠然としていますよね。子供達からしたら、なぜこの質問をされるのか?、親がどういう答えを望んでいるのか?がわかっていません。そのため、どう答えればよいかわからないので、「わからない」、「知らない」といった答えが返ってきたり、黙ってしまったりするのです。

ではどうすればいいか?

そう、もっと具体的に質問すればいいのです。

具体的な質問例
  • 今日は○○ちゃん(君)と遊んだ?
  • ブランコで遊んだ?滑り台で遊んだ?
  • 今日のお給食は何を食べた?
  • お遊戯室で遊んだ?お外で遊んだ?
  • 先生はどんな本を読んでくれた?
など

具体的に聞くことで、子供も話しやすくなります。これって大人だって同じだな、と思います。「どう聞いたら答えやすいかな」と、相手のことを考えて質問するのってとても大切ですよね。思いやりの気持ちをもって接するのは、子供に対してでも大人に対してでも大切なことですね。

話してくれるタイミングを見つける

親は話を聞きたいけど、子供が話す気分でなければ話はしてくれません。子供が遊んでいる時に聞いても無駄ですよね。そのため、どのタイミングが子供が一番話しやすいか考える必要があります。

話をしてくれるタイミング
  • 保育園や幼稚園の帰り道
  • 夕飯のとき
  • 一緒にお風呂に入っているとき
  • 寝る前の布団の中
など
注意
話をしてくれないときに何度も聞くのはNGです。何度も質問をされると話す気分ではなくなります。一度聞いて話してくなかったら、時間をおいてまた聞いてみましょう。

まとめ

  • 子供から、今日の保育園・幼稚園の出来事を聞くには、まず親が今日あったことを話してみる。
  • 質問内容を具体的にする。
  • 子供が話してくれるタイミングを見つける。

子供も一人の人間ですから、思いやりの気持ちをもって接することが大切です。そうすれば、相手も心を開いて話をしてくれます。「私の子供は何も話してくれない!」とイライラするのではなく、どうすれば話してくれるのか、ちょっとした工夫をすれば解決することもあります。今回ご紹介した方法が少しでもお役に立てば幸いです。

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