ドラッグストアやネットショッピングで買えるワキガ対策を目的とした制汗剤・デオドラント商品は数多くあります。「どれを買えばいいかわからない!」という人向けに制汗剤を選ぶときのポイントをご紹介します。自分に合った商品を使って、上手にワキガ対策に取り組んでいきましょう。
Contents
制汗剤・デオドラント商品を選ぶときのポイント
制汗剤のタイプは以下の6種類になります。それぞれの特徴については後述します。
- スプレータイプ
- ロールオンタイプ
- スティックタイプ
- クリームタイプ
- シートタイプ
- ウォータータイプ
次に制汗剤の成分についても見てきます。
ワキガ臭はアポクリン腺から出る汗を皮膚の常在菌(コリネバクテリウムキセロシス)が分解することで発生します。汗も菌も単体ではニオイはありませんが、両者がそろうことでニオイが発生します。
そのためワキガ対策で重要なことは、汗の分泌を抑える制汗作用と菌の繁殖を抑える殺菌作用になります。
- パラフェノールスルホン酸亜鉛
- クロルヒドロキシアルミニウム
- 塩化アルミニウム
- イソプロピルメチルフェノール
- β-グリチルレチン酸
- ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)
- 焼ミョウバン
ワキガ対策商品を買うときには、上記のいずれかの成分が入っていることを確認してください。制汗成分と殺菌成分がそれぞれひとつずつ入っているものがベストです。
スプレータイプ
制汗剤と言えばスプレータイプのものを思い浮かべる人が多いと思います。エアゾールタイプとミストタイプがあります。
- 香料配合のものは嫌なニオイをマスキングしてくれる
- 使用直後は効果あり
- 広範囲に使える
- 効果の持続時間が短い
- 周りに人がいる場所では使いにくい
- 全身に使うのは発汗できなくなるのでNG
- スプレーした中身が冷たいので寒い時期は使いにくい
ロールオンタイプ
ボール状のローラーを肌に直接当てて塗るタイプの制汗剤です。中身は液体です。
- 手を汚さずムラなく塗れる
- 効果の持続性が長い
- コンパクトなサイズのものが多く持ち運びに便利
- 塗ってから乾くまでに時間がかかる
- 肌に合わない場合もある
スティックタイプ
ロールオンと同じく直接肌に塗るタイプですが、中身が固形(クリーム状)です。リップクリームのわきバージョンみたいな感じです。
- 手を汚さずに塗れる
- 効果の持続性が長い
- すぐに乾くものが多い
- コンパクトなサイズのものが多く持ち運びに便利
- べたつくものもある
- 肌に合わない場合もある
クリームタイプ
ハンドクリームのようにクリームを手に取ってわきに直接塗るタイプになります。
- 細かいところにも塗ることができる
- 効果の持続性が長い
- コンパクトなサイズのものが多く持ち運びに便利
- 手が汚れる
- べたつくものもある
- 肌に合わない場合もある
シートタイプ
厚手のシートタイプになります。ロールオン、スティック、クリームタイプは汗を出さないようにしていますが、シートタイプは出た汗を拭きとることを目的としています。
- 一枚一枚使い捨てなので衛生的
- 拭いた後に爽快感が得られる
- 全身に使うことができる
- 効果の持続性は短い
- サイズが小さいと一部しか拭けない
- 汗が出てから使うことが多いので、タイミングがずれるとニオイが発生してしまう
ウォータータイプ
スプレータイプとボトルタイプの2種類があります。ボトルタイプは液体を手に取り、体に塗るタイプになります。
- 高範囲に使える・全身に使うことができる
- 爽快感が得られる
- ボトルタイプは手が汚れる
- 乾くまでに時間がかかるものがある
ワキガ対策には結局どれがいいの?
制汗剤の特徴を見てきましたが、結局のところどれを使えばいいのでしょうか?
正直、汗の量やニオイの種類は人それぞれなので「これを使えばワキガの心配はない!」と言い切れるものはありません。しかし、日々ワキガ対策について考えている私個人としては、ロールオンタイプ、スティックタイプ、クリームタイプの商品をおすすめします。完全に汗が出なくなるとまではいきませんが、汗の量は抑えられますね。
ネットの口コミ評価が高い商品でも、自分に合うかどうかは使ってみなければわかりません。「香料が好きではない」、「肌が荒れた」、「持ちにくい・使いにくい」などありますからね。いろいろ試してみるのがいいと思います。
効果的なワキガ対策
制汗剤・デオドラント商品選び以外のワキガ対策で簡単にできるものが「服を着替える」ということです。
どんなに制汗剤・デオドラント商品でワキガ対策をしていても、一年中365日、ワキガ臭を完全に抑えることは難しいです。運動量や体調、その日のストレスなどによって汗の出かたは変わってきます。仮に汗が出てニオイが発生したとしても相手にニオイが届かなければ問題はありません。服に付いたニオイはなかなか取れず、また周囲にニオイが拡散してきます(飲食店に行った後の服をイメージしてみてください)。そのため、服を着替えることは簡単にできて即効性のある方法です。防臭・消臭・速乾性の服を選ぶのもいいですね。
制汗剤・デオドラント商品を使うことだけがワキガ対策ではありません。生活習慣や食生活を見直してみたり、ストレス解消してみたりして、まずは自分にできる簡単なことから始めてみてください。