男と女では話をする目的が違う|ママとより良い関係を築くために知っておいてほしいこと

男性と女性では会話をする目的が違います。この違いを知らないと、相手に苛立ったり、ストレスを感じたりします。ここでは、ママといい関係を築くために知っておいてほしい、男性と女性が話をする目的の違いについてお伝えします。

男女のコミュニケーションをする目的の違い

男性と女性とでは、コミュニケーション・会話をする目的に大きな違いがあります。

  • 男性は用件を伝えることに重きが置かれ、会話をするのは問題解決や目標達成のための情報収集と考えている
  • 女性は自分の気持ちを伝えること、気持ちを出すことに重きが置かれ、共感やつながりを得ることを目的に会話をする

男性が女性の話を聞いていると、「話の核は何のか?」、「用件は何?」、「結局何が言いたかったの?」と思うことがあります。しかし、女性は自分の気持ちを伝えること、相手と話を共有し共感してもらうことが重要なので、話を聞いてうなずいてもらうことが一番なのです。女性同士が集まると、長時間話ができるのはここに理由があります。

そのため、パパはママの話を聞くときに、「用件が何なのか?」、「問題となっているのは何か?」、「問題の解決策はあるのか?」ということを考えるより、まずママの気持ちを理解し、話を遮らずにしっかりと聞くことが大切です。

ママが会話で求めているもの

男性は何か問題があり、それを解決しようとするときに話をします。そのため、ママから育児の悩みの相談を受けると、「それなら、こうしたらどう?」と、すぐに解決策を提示してしまうことがよくあります。しかし、ママが求めているのは具体的な解決策ではなく、「そうだね」という共感や受け入れの言葉です。

共感は子育てでも重要なこと
ママの話に共感することと同じく、子供の話や行動にも共感を示してください。
例えば、子供がお友達のおもちゃを取ったり、高い所に上っていたりと、いけないことをしてしまったときは、「ダメでしょ!」と怒るのではなく、まずは子供の行動に共感を示してください。
  • 「お友達のおもちゃを取った」 → 「あのおもちゃで遊びたかったんだよね。楽しそうだもんね。でも、お友達が遊んでるから取るのはよくないよ。次に貸してねってお願いしようね。」
  • 「高い所に上った」 → 「高い所に上りたかったんだよね。遠くの方も見えそうだもんね。でも、落ちて怪我をしたら大変。ママもパパも○○君(ちゃん)が怪我をしたら悲しい。今度は登らないでほしいな。」
まずは共感して、そのあとにいけなかったことを注意することで、子供が耳を傾けて話を聞いてくれます。子供に共感することで「ママやパパは自分のことをわかってくれている」と感じ、信頼関係を築くことができます。

こんな会話したことありませんか?

例えば、ママから「子供が野菜を食べてくれないのよ・・・」という話をされたとき、パパは「細かく刻んでお肉と混ぜて、わからないようにして食べさせたらどう?」などの解決策をすぐに言ってしまいがちですが、これだとママとの会話はうまくいきません。

ママは共感を望んでいるのですから、まずは「そうなんだね」といってください。そして、最後まで話を聞いてください。途中で話を遮ってはダメです。そのうえで、「小さい子供は野菜が嫌いな子が多いみたいだよ。でも、成長とともに食べれる物も多くなってくる。ママの料理はおいしいから、きっとそのうちに食べてくれるようになるよ。子供の心配をしてくれてありがとう。いつもおいしいご飯をありがとう。」という感じで、解決策を提示するのではなく、共感して、更にママの苦労をねぎらい感謝することが大切です。

まとめ

  • 男性と女性とではコミュニケーションをとる目的に大きな違いがある
  • 男性は用件を伝えること、問題を解決するために会話をし、女性は気持ちを伝えること、共感を得るために会話をする
  • パパはママから話をされたら、話を遮らずに最後までしっかりと聞くことが大切
  • ママは具体的な解決案を提示されるより、「そうなんだね」という共感の言葉を求めている

男性と女性は感じ方や考え方が全く違う生き物です。その違いを理解し尊重しあうことで、パートナーといい関係を築くことができます。違いがあることは当然で、また違いがあるから魅力を感じます。

自分の聞く姿勢を変えることでママとの関係も変わってきます。話を遮らずに最後まで聞くことは意外と難しいです。初めのうちは話を聞くことが大変だと思いますが、是非実践してほしいです。ママの話をよく聞いてあげてください。

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